オーガ鏡さんだ……。

「……もう帰っていいか?」

「え?」

「うちのご主人様が心配なんだよ! 最近心身共に参ってるって感じで、でも無理するから余計悪化してるっていうか……!」

「あー、ほら。グロスやるから! オーガ鏡さんは帰る! じゃあな!」
(グロスをもらった)
(鏡は、現れた鏡に向き直る)

「あ、忘れてた!」

「別に誕生日プレゼントとかいらないからな? 明日の頭ちゃんのだってそうだ。あんまり気を使わなくていいから!」

「オーガ鏡さんたちは、あなたたちが来て一緒にお祝いしてくれるだけで十分嬉しいからさ!」

「じゃ、オーガ鏡さんは行くな! 明日もケガとか事故とか気をつけて来いよ!」
(鏡は、鏡の中へと吸い込まれるようにして入っていく)
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