なるほどなるほど……。

「私は頭だと」
(女装マナトの姿をした相手は、くすっと微笑んだ)

「じゃ、先に行ってるね」
(そして、奥に行ってしまった)

「……合っているんでしょうか?」

「愛さんなら気でわかるんじゃない?」

「…………わ、わからないです……」

「そっか。まぁ、正解はもう一人に会えばわかるよ」

「ただ、二人とも俺そっくりにはなれないんだよね」

「あの姿の俺が表に出していた種族は、インキュバス、サマエル、メフィスト、フルーレティ」

「そういや鏡さん、堕天管理局がなくなる前にサマエル取得したっけ。なら鏡さんがないのはメフィストだけか……」

「頭さんは、インキュバスとフルーレティ持ってないね」
→