(用意したのは、メッセージカードだ)
(バースデー用のメッセージカードを買い、それに書いてからここに来たのだった)

「わぁ♪ かわいいね~♪」

「本当だね!」

「あ……、『お誕生日おめでとう!』の字、愛くんが書いたの?」
(愛が照れくさそうにしているので、代わりに頷いた)

「……そっか。ふふ、嬉しいな」

「てことは、カード選んだのはあなた? いいセンスなんじゃない♪」
(すなおの言う通りだった)

「そっか…………♪」

「……気に入ってもらえましたか……?」

「もちろん! 愛くんとあなたさんがここまでお祝いしてくれるなんてすごく嬉しいよ」

「本当にありがとう」
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