(ケーキを食べながらおしゃべりしつつ、時間は過ぎていった)
(大きなケーキだと思ったが、8人で分けるとちょうどいいくらいだろうか)
(ケーキも食べ終わり、そろそろお開きといったムードになる)

「お飲み物のおかわりはいりますか? お皿は下げますね」

「はい! ……」

「あ! 忘れるところでした!」

「どうかしたの?」

「そ、その! タダシくんに誕生日プレゼント用意しましたです!」

「そんな、本当によかったのに……。……ありがとう。かえって気を使わせちゃったかな?」

「そ、そんなことないです! ……あなたとも話して、少しでも何かプレゼントがあった方がタダシくん喜ぶと思って……」
(愛が目くばせしてくる。頷き、タダシにプレゼントを手渡す)
(用意したのは……)
花束クッキー缶メッセージカード