
「ようやく節分らしい写真発掘したぞあとはまかせた……」

「まだ僕の1回目の誕生日前じゃない! 一応僕も3回目の誕生日までは迎えたんだからさー! もっと作業を早くしなさい!」

「いやあ……、実をいえばこの数ヶ月非常に大変でしたね」

「まぁ……でも、ようやく落ち着いてきたし」

「仕事に専念しないとな」

「あーん鬼は内ー♡ 夜叉はうちー♡」

「よくわからない絡み方をするな……」

「………………」

「節分はあなた様や愛様は呼ばないのですか?」

「呼びたいのはやまやまだけど、バレンタイン控えてるからねぇ……」

「2月なら、乙女や堕天メンとしては本命はそちらですよね。では、今年の節分は私たちで行いましょうか」

「福も鬼も、乙女のもとにたくさん訪れるように……ね! もちろん悪いことする鬼はマナトくんがやっつけるから」

「えっ…………。…………自信、ないなあ……」

「自覚ないって怖いよね……」

「え、すなおくんがそれ言うの?」

「別にマナちゃんだけに任せないよ。……俺たちもいるし。マナちゃんだけなら自信がなくても」

「…………ん、そうだね」

「えへへー、みんなだいすきー♡ ありがとー」