
「サ終発表されて慌てて考えた外見だしねー。あんまウケよくなさそうな見た目してるよね」

「それは何とも言えないよね。人それぞれ好みってのがあるわけだし」

「まぁ一般論の話でしょ」


「うちで言えば慎次と鏡が一番クセなさそーな気はするよね」

「あとまぁネタ枠的な意味では頭か」

「ネタ枠って何でゴザルか! 寵愛枠の間違いでゴザろう!?」

「そっちは色んな意味でやばいから。異形頭の方」

「ま、ふつーにワード集ないからじゃないの~? マナトの方だってワード集ないからログ来なかったよーなもんでしょ?」

「まー一番はそれだろうなぁ。絵が超絶上手かったり何らかの仕掛けが面白くないとワード集ないオリキャラベイビーって敬遠されがちな気がするし」

「“オリジナル”タグつけられないのも終わってるよーなもんよね」

「ただまぁなんつーか……、愛ちゃんはベイビー用に召喚したからねぇ。頭までならひっそりした場所でひっそりやっていけばいいけど、そうでないからもやもや」

「いっそ別ベイビー作ってそっちから誘導だけ置いてランキングとかからは抜けた方がいいかなとも思ったりするんだけども、今んとこ作る元気ない」

「ま……、タイミングが悪かったねってことで」

「別に仕事じゃないしな。お前にはほかにやるべきことがある。……愛ちゃんには、悪いかもしれないけど」

「私が愛を愛すると、会話者にとって寝取られになっちゃうから難しいのだわ」

「んー…………、そうだね…………」

「マナトの時も……、たまにどかっとログ来たことあったんでしょ?」

「なら、まぁ……、すぐじゃないかもしれないけど、のんびりやっていくしかないんじゃないかな」

「そうだねー……。でも、愛ちゃんに悪いなってことはしょっちゅう思ってる」

「育成要素入れたかったわけだし、しょうがないよね……」

「ま、こーゆーのもなんだけど……、わかってるって、愛もさ」

「だいたい……、ほら。出逢ってすぐ放置されてる堕天メンとかも、たっくさんいると思うし……さ」

「あー…………、そうだね、そういうの……ね」

「こーして複数の“乙女”の目に触れられる場にいるだけ……、まだ幸せかもしれないよ。待っているだけだとしても、可能性が0になった堕天メンよりかは」

「…………、そうね」

「ところで、ハッピーバレンタインは何した方がいい?」

「いいよ別に逆チョコでも……。俺にチョコかけて食べる?」

「僕らでチョコレートフォンデュするのー? ……ちょっと楽しそうかも!」

「堕天メンをチョコレートフォンデュですか……!? それは……、たくさんのチョコレートが必要そうですね……」

「汚い……。汚れる……」

「うーん、食べきれるかなあ」

「なに普通に食べる気でいるわけ!? 普通にチョコレート食べて終わればいいでしょ!」