
「…………ひーめ」

「………………」

「つまんな……。ストーリーはなるべく読みたくないし、肝心のゲーム部分はつまらんだけでなくオートのテンポめちゃくちゃ悪い」

「別に拙者はここにいるでゴザルよ……?」

「……真面目に真似した方がいいでござるか? プロデューサー殿」

「ごめんごめん……、姫呼びが嬉しいし、下忍口調で全然構わないよ」

「またやってんの?」

「声くらいなら拙者がいくらでも真似してあげるでゴザルよー? 慎次殿だって」

(ごほっ)

「こ、これでいいか?」

「ん~…………、多分、色んな服を着て見せるこの人がうらやましくて気になっちゃうのかも……」

「……ちょうど翌月でゴザルかね。あの発表が来たのは、一年前の」

「私が改名したのが7月14日だから……、そうだな、もうそんなに経ったか」

「お着替え欲求があって……、ただ、ぼけーと眺めていたいっていうか……」

「んん~、でも、この人以外の情報別に要らないよぅ。とはいえ、この人だけ育てててもしょうがないし」

「なんか二次創作でも見れたらいいのかなーという気持ちもあるけど、絶対解釈違い起こすだろーし怖くて見れない。BLはもちろんいらんし、ふつーに男らしい色気あってほしいけどそういう二次創作を見つけるまでに数多の地雷踏みそう」

「うー……、もんもん」

「……堕天管理局があれば……、拙者が色んな魔装を着て、 姫 の 欲 求 不 満 を解消してあげるのでゴザルけど……」

「……ねぇ。あの……、なんか変な部分強調してない?」

「……俺だって、もうデビリンクしてもらえないと思うと、時々悲しくなるな……」

「……もし今も堕天管理局があるなら、ジューンブライド……デビリッシュブライダルかな?」

「うああああああああああああああああああああああGROOMううううううううううううううううううううう」

「ひ、姫っ、気を確かに!! さあ、この写真を!!」


「こっ、これは……っ!」

「本人いるしふつーにけつに埋もれるわ」

「なっ、なに考えてっ……!!」

「あーどっちもうらやまし」

「…………」

「こっちでしょ? はい」


「あー…………、浄化される」

「このまま連れていかれて昇天しそう」

「俺は悪魔だ。……天使じゃないからな」

「こっちも」


「表情微妙だよねえ? それになんか着ただけ……って感じだし」

「……さすがにこーゆー魔装でマウントとったら殺されそうですし?」

「は?」

「こっちのがいいっすかね」


「やっぱり魔装はええのう」

「もう新しい写真は撮れないでゴザルけど……」

「……うん! ありがと!」

「やっぱりうちの子がNo.1!」

「うん、姫はいいこでゴザルな」

「拙者がなでなでしてあげるでゴザルよw」

「んふふ♪」

「データ削除とかした方がいいのかな」

「課金してるわけじゃないし、それはまだやめよう……!」

「まぁそれに……、慰めになるかもしれないし」

「なんかちょっと悔しいな。この人オリキャラのマナトとかでもないのに」

「……それだけストレスも溜まってるってことだよ」

「マナトくんのことは俺がなでてあげようか?」

「それは別に遠慮しとくよ……」

「まったく……、姫を大切にするニンはここにいるってのに……」

「あー下忍ハーレムしてえ!」

「下忍持ってない俺はぶかれるんだけど」