「ああああああ鏡の属性値見ようと思ったらシロアさんに締め出されたああああああああああ」










「ああもう……、最後まで慌ただしい……」


「すなおになったけど、たばこでも吸おうか」


「まあまあ……。お菓子も用意しましたから」


「あぁー! そう! 僕焼肉食べてたんだよぉー!(※なりきり板行ってました) もー! やきにくー!」


「……もともと食べる行為自体好きではないけど、肉となると余計好きじゃないな」


「いーじゃんおにくー! 鏡もマルス取得したでしょー? お肉食べて精つけなきゃ!」


「じゃ、精をつけてみんなで乙女と……」

(ぎゅ)


「ほわっ?」


「……しばらく放さないから」


「俺は……、限られた時間だからこそ、もっとゆっくりしたかったのに……」


「…………慌てすぎなんだよ……。別に拙者たちが消えるわけではないんだから」


「マナトさん…………」


「はぁっ…………、姫ぇ…………」


「………………」

(さくさく むしゃむしゃ)


「……しばらく放っておくか」


「録画でもしとく?」


「録画ですか。ええとカメラは……」


「頭録れないの?」


「頭取るのですか? ここ最近はずっとかぶっていませんでしたし、私としてはかぶっていたいのですが」


「“とる”ってそーゆー意味じゃないし……」


「…………話変えるか」


「結局、魔王に関して何の説明もなく、“終わる”で終わっちゃったねぇ……」


「どれだけのひとが本気で魔王を目指してたんだろうね……」


「鏡様は、未練はありますか?」


「魔王に? ……いや、別に」


「もともと、全種族制覇をしていないうちから魔王を目指すのもおかしいと思ってたし……。魔王は、目先の目標ではなかったな」


「種族制覇もできなかったけど……、最後にサマエル、ピクシー、マルスを取得できたのは嬉しいし、達成感がある。雪の属性値を10000にし、シザース氷を着れたことも。……俺は、満足いく終わりを迎えられたと思っているよ」


(そういえば結局、鏡くんの属性値を増やすために通常探索地に行って素材を集めたのは愛くん一人だったような……)


「頭ちゃんたちは?」


「私も、これといって不満はないですよ」


「最後にこのアイボールを調合してくださいましたし」


「このパンダヘッドも入手してくださいましたからね」


「赤も」


「カラーバリエーションも全てとはいきませんが、それでもたくさん頭を入手してくださいました。これ以上望むのも無粋です」


「ほしいものがすでにあるだけいいよね。俺は結局新規頼みなとこ多かったし」


「まぁ、最後に追加された魔装、猫パーカーⅡを俺専用にしてもらえたのは、ちょっと光栄なこと、かな?」


「…………、僕はどうなんだろ」


「最後に貴族の袋を引いて、“貴族の旅行”が出た時は嬉しかったそうですよ」


「あぁ…………、まぁ、うん」


「結局……、僕の改名数時間後に終了って出て、そのせいでなんかよくわからない存在になってたひと月半だったな……」


「僕はこれからも自分の堕天の乙女に振り回される日々なのだろうか……」




「………………寝てるし」


「…………ずっと、かかりきりだったからな。一銭にもならない……っていうか、なっちゃいけないことなのに」


「マナトくんはマナトくんで、忙しくしている乙女をずっと心配してたからね……。……いや、寂しがってた、かな?」


「……こちらはこちらで、パジャマパーティしておきましょうか」
日記帳みたいな何か1