「これからしばらく魔術師になるなら、それらしき姿になるべきだろう！　さあ王が通るぞ！」


「君主かな？」


「しかし、盗賊はいないし、このペースで性格や性別的になれない職業になる前に錬金も魔術もマスターしちゃえそうね」


「あえて魔術師呪文マスターしようと思うと成長遅い遊楽者や侍でいくのもいいかと考えたものの……」


「やっぱり頭ﾀｿは使用人だろ！！」


「俺様が使用人だと？　使用人はそこにいるだろう！」


「臨時使用人です……」


「っていうか、使用人鞄頭さんのと共用じゃないんだね？　買い直しめっちゃ大変だったよ。買える薬そもそも少ないけど」


「早いとこ魔法をマスターさせるなら、錬金術で性格変えちゃった方が早いか」


「錬金術師の後魔術師にして、魔術師呪文マスターしたらステータス上げて……」


「……悪にしようか？」


「……俺善だけど大丈夫かな？」


「まぁ……、悪にしてもそのうちほだされるやろ」


「ああ……、まぁそうかもね」


「……」


「まぁ、司教になってよくわかったけど、魔法覚えるスピードやっぱ遅いね。魔法が覚えたいだけなら、魔術師と僧侶、二つの職でマスターしちゃった方がよさそうだ」


「かがみんは、頭ﾀｿが使用人に戻ってから魔法使いかなあ……」


「まぁ、現時点これといった専用の強い武器があるわけでもないからな……」


「じゃー、僕の君主もその方法でやっちゃおーよ」


「いいけど……、優先が頭と鏡、あと頭が使用人に戻ったら転職先に悩むマナトだしさ……」


「……僕はしばらく狩人なのね」


「いいじゃん。今は戦士の鏡より強いぞ」


「そだけど……、うーん……」