
「さまえる……」

「あーあ、サマエルの本性ばれちゃったね☆」

「ラスボスかな?」

「気持ちはわかるけどね」

「この分だと、デュラハンロードとかはいなさそうかな~……」

「…………」

「あー……、ヴァンパイアロードはいるんだよね、契約しようか……」

「一応デュラハンの空きありそうじゃない?」

「別にいいけどまず召喚しなさそうだよね」

「…………」

「まずというか、そもそも忍者さん以外召喚すること少なすぎるのだわ」

「パーティメンバーに忍者いないしね。奇襲対策考えると必須だよね……」

「たまには契約したほかのモンスターにも活躍してほしいなーなんて思わなくもないけど……、全然余裕がない」

「まぁ、忍者さん強いし……、明らかにマナトよりは絶対活躍してるよね」

「マナトくんどころか……。正直、一番活躍してるのは忍者さんかもしれないよ。わりと早いうちに契約できちゃったし」

「確かに、よく出現するダンジョンに行けるより前に契約できたしな……。俺や頭ちゃんじゃなくてマナちゃんが契約できたのもよかった」

「強すぎて出会ったら死ぬってモンスターの首を即座に斬ったの数知れず……」

「素早いので大抵一番最初に行動されますからね……」

「マナトって忍者さんのおまけだよね」

「……俺もそう思うよ」

「……召喚系のクエストもやり尽くしちゃうと、苦労してまで鏡や頭に召喚呪文覚えさせなくてもよかったかなって思うよね」

「ほかの呪文はともかく、召喚呪文は、召喚師がいるならその一人で十分じゃないかなとは感じるね……。まぁ、今さらなんだけど……」

「結婚という要素を遊ぶなら召喚呪文はたくさん使えた方がよさそうですね。まだそこまで行けていませんが……」

「乙女にモン姦させるっていうの?」

「別にデビリッシュの私たちでもできるそうですよ? 一応モンスターには性別があるそうですが、男同士や性別不明モンスターとも子どもがつくれるそうで……」

「逆ハー姫プしてる身としては遊びにくいシステムだわ……」

「まぁ、別に必ずやらなきゃいけない要素ではないみたいだし……ね」

「強い子どもを作るなら、魔法は全部覚えておいた方がいいのかもしれないな……」

「前は別メンバーでも遊んでみたいな~と思わなくもなかったけど……。ここまで来ちゃうともはや今さらすぎて、別メンバー作ろうって気になれぬ」

「死んだらやり直し……にせず、全滅したら別パーティ作って助けに来てもらう……ってことすべきだったと思う?」

「……結果的には、その方が面白かったかもしれんね」

「愛ちゃんとあなたさんに助けに来てもらえばよかったかなー!」

「愛とあなたか~……。デビリッシュと人間? あなたの職業はあなたに考えてもらうとして、愛の職業は何?」

「そりゃその辺も……、あなたさんに決めていただきたいよね?」

「助けるには、パーティメンバー6人フルにしちゃいけないからね……。2人なら俺たちを救出しやすいだろうけど、2人でダンジョンに向かうのも大変そうだね……」

「僕ら6人でも四苦八苦してたしねぇ……。仮に2人で、救出用パーティ組むとしたら職業何がいいのかな」

「これまでの話を踏まえて……、忍者と司教かな?」

「奇襲対策として忍者はいいけど、司教は……、育つまで時間かかるよ……?」

「まー今ならお金たくさんあるから経験値にできるけど……、始めてすぐとなると現実的じゃないだろうねえ」

「序盤なら忍者と錬金術師の方がいいかもしれないねー、やな敵に会っても逃げられるから」

「一人はずっと忍者、もう一人は錬金術師→司教になっておけばいいのかもなぁ」

「今まで一人でも死んだらリセットかけてたし、全滅ってあんまり経験してないよね……」

「あー……、宝箱の罠くらいだね」

「っつっても乙女が呪文で開けられるようになったら罠絶対回避できるし、その脅威すらもう全然経験してないね」

「鏡を盗賊にしたものの宝箱関連ではあんまり役に立ってないな」

「確かにな。でも俺より呪文で開ける方が確実だし、どうしてもそっちを選んでしまうな」

「いざ振り返ってみると、無駄なことしてるなぁっての多々あるね……」

「まーこのタイプのRPG初めてなんでしょ? そういうのも醍醐味なんじゃない」

「2面白いらしいし、2も遊べるなら2ではもうちょっと考えたいなあ」

「まだ1遊び尽くしてないのにもう2の話? でも、知識入れて、見知らぬ世界に飛び込むって考えるとそれが一番だよね」
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