
「あ。グリフォンと契約できちゃった……」

「おぉー!」

「強そうだよね、グリフォン」


「グリフォンねぇ……」

「グリフォンだけに限らず、堕天種族と同じモンスターも出てくるよね! マナちゃんはそいつらと契約してく?」

「ああ……、ま、面白いのかもね」

「俺の場合、召喚師でずっといけばモンスターも強くなるんだっけ……」

「ワタシや鏡ちゃんは召喚師でいるつもりはないから、最初から強いモンスターと契約しておくべきだけど、マナトちゃんはそうでもないのよね」

「ゲニン?」

「うーん、ゲニンかぁ……」

「さすがにゲニンより上忍も多々いるのに最ザコ忍者のゲニン仲間にしても嬉しくないでゴザル。……自虐すぎじゃね?」

「まぁでも、そこそこ上位のニンは鏡さんが2種契約したね」

「せっかくだしそのニンとは別のニンと契約したいよね~……」

「…………あ」

「あ。かなりレベルも高いニンじゃない?」

「…………契約できちゃったね」

「これでマナトにも忍者の心得が」

「ここでの職業では忍者じゃないでゴザル……。あくまで契約……」

「今のところ倒せたことないけど、最近ではヒドラ出てくるようになったよね」

「めっちゃ強いよねー。どこぞのヒュドラとは大違……」

「……いやこっちのヒュドラも強いか。色んな意味で」

「今はまだ難しいけど、ヒドラとも契約したいね」

「え~と、召喚魔法の枠は、一人最大7枠かな?」

「一応はそうかな? グリフォンと忍者と……、あとヒドラ入れるなら、残すは4枠」

「オーガは仲間種族としているんだよね……」

「あー、そうだねー。悪魔を取るかオーガを取るかって感じ?」

「どちらにせよ俺はオーガ持ってないけどね」

「あとは……、デュラハンとヴァンパイアは見てきたよね」

「デュラハン……顔ない……」

「持ってるじゃん」

「た、確かに持ってるけど……」

「まぁ、堕天メンみたいな姿のデュラハンがこういうゲームで出てきたら多くの人間は戸惑うだろうし」

「そうね~! もし鏡ちゃんみたいなイイ男がデュラハン~なんて言われても、インキュバスの間違いって思われちゃうんじゃないかしら!」

「そういえばサキュバスはいるけど、インキュバスはいるのかな……?」

「俺一応デュラハンとヴァンパイア持ってるねぇ……」

「ただ、どっちも微妙な気がする」

「…………」

「……まぁ、上位種いるかもしれないし。とりあえずは様子見ってことで……」