
「この写真を出す意味っ」

「もうすぐ誕生日だね」

「……確かに、一昨年の今くらい、状況的にはこんな感じだったかもしれないけど!」

「もう……、愛ちゃんとあなたくん呼んでパーティはしないのか?」

「ひとまずは、ってとこ」

「ま、僕らもあなたに愚痴ばっか言っちゃいそーだし。ちょっと離れておいた方がいいのかもしれないね」

「ふん! 今に泣きついてくるだろう」

「それは……、愛くんが、ってこと?」

「というか……、頭くんもまだ召喚呪文マスターしてないけど、私召喚師にしたの?」

「まぁ、頭ももうすぐ召喚呪文マスターできると思うし」

「これでもねばった方だよねー。マナトのステータスよく下がってたから」

「ま……、ね」

「すなおくんもだいぶ育ってはきたけどー……、本当に神女でなくなると戦力落ちるよ?」

「俺が戦士の時、一番強かった武器をマナちゃんが持っていて……、未だそれを超える武器、弓以外ないからな……」

「まーねー。でも一応、ほかの装備品で、特定のモンスターのみちょっと攻撃力上がるけど……」

「いわゆるアタッカーがすなおくん一人なのは変わらないよね」

「……地味に最初のさぁ、戦士、僧侶、使用人、錬金術師、魔術師二人よりバランス悪いんじゃない?」

「まぁ召喚で忍者さんの首切りにも頼りつつ頑張ってこ。あとちょっとで頭呪文マスターできるのは間違いないはずだし」

「あと……、地味にあの本が出ませんね」

「女じゃないとだめな時期は終わっちゃったわけだけど、性別は変わらないからまだしばらくこの姿だね」

「あ、そうそう……、HPは一応ちょっと上がったかな? 頭くんがだいぶ低くなったから、私も低くなっちゃいそうだけどね」

「確かに……。タダシより多かったはずなのに、タダシの方がだいぶ上回っているな……」

「あ、ほんとだ」

「俺は戦士の時のHPを引き継いでるから未だに一番HP高いな」

「最終的には僕が一番攻守共に強いはずなんだけど、いつになるんだろ……」

「一応狩人も長かったし、HPは鏡の次に多いし、すぐかもね」

「HP多いっていうか、ほかが魔術師での育成なせいで低いだけじゃないの~……」