
「鏡を錬金術師にして……」

「呪文を覚えきる? 直前にすなちゃんの性格変えれたな」

「ふっふっふ、ようやく君主になれた!」

「……でも、ざこい武器しか持てないのどうにかならないの」

「ならないよね、武器ないんだから」

「しかし、追撃もできなくなったし、鏡召喚師になったらまた一気に戦力落ちるし……」

「……私も、もうあとちょっとで僧侶呪文マスターしちゃうよね」

「……錬金術師と司教と、ざこ君主に召喚師×3……」

「うわ、ざっこ」

「狩人でいいのに狩人やだって言うからー」

「だって君主ってもともと成長遅いんでしょ? なら少しでも早くなっておいた方がいいじゃん?」

「その結果戦力だだ下がりなんですが……」

「……あ。なんとか君主持てる武器入手できたんじゃない?」

「お、いいじゃん! これで鏡が召喚師になってもいいかな!」

「……私は」

「……とりあえず、まずは性格変えるためにまだ……」

「狩人すなおくんよりゆっくり神女になっておかなきゃね……。さすがに召喚師×3はね……」

「使役したいモンスターが出現しなければ暇だな……」

「ほかの魔法を使おうにも、MPが3では役に立たん」

「一応首切り入れたけど、低確率だしねぇ」

「さすがに僕一人で魔術師軍団のおもりは……」

「……私のステータスがMAXになるまでに、頭くん呪文マスターできる……かなあ?」

「無理でも金さえあれば可能かもな」

「……そーいえば最近全然お金使ってない?」

「使用人鞄に入れる薬くらいしか滅多に買わなかったもんね」

「初期以外そんなにお金必要ない気がするね?」

「その初期から売られてる薬も、安いのばかりだし」

「最初からタダシを司教にしてれば初期でも金欠にはならなかったかも……」

「使用人の有無でも金欠になるかどうか分かれそう?」

「まぁ、最初は遊び方もよくわかってなかったし」

「……モンスターといっても、どう見ても人間っぽい敵もいるよな」

「ククク……、王の前に皆がひざまずくのだ!」

「……えと」

「狩人とかと契約すれば、狩人がいなくても狩人のスキルが使えるようなものか」

「だねー。一つのパーティで最大6種の職業が入れられるわけだけど、そこに召喚魔法が使える者がいれば最大7つの職業でパーティ組めるみたいなもんか」

「俺様も鏡も召喚魔法をマスターしたら転職予定だったな。そうなると、最初から強いモンスターと契約しておくのがいいみたいだが……」

「やっぱり忍者は大切だよね」

「ん? 今の私は卑屈なとこなんてないけど?」

「あぁ? なにをじろじろ見ている。言いたいことがあるならはっきり言え!」

「下忍入れるでゴザルよww」

「とりあえず現時点で一番強い忍者と契約しようね」

「それがいいね」

「せっかく鏡さん下忍映してんのにスルーでゴザルか!?」

「かがみんのその姿での下忍はギャップ萌えだよね……」

「鏡さんがいれば百人力でゴザル!」

「あんた忍者じゃなくて召喚師でしょーが」

「忍者は召喚されるひと……ひと? の方だね」