え、ええと……。

「わかりましたか……?」
(さすがによくわからない)

「え、ええと……」

「ドクター……くん? という人と、魔界で会いました……」

「ドクターくんは、僕のためのグロスを作ってくれる……って言ってくれたんです……」

「そのためには、魔界にある……特定の曜日に通じる場所に行って、素材を集めて……、ドクターくんに渡す必要がある……です」

「その……。あなたが嫌……って思うなら、行きませんが……」

「成長できるグロスをもらえるなら……、ドクターくんに頼ってみるのもいいんじゃないでしょうか……」

「……あなたが決めてください、です」
(愛は、ζに触れた)

『グロス ドウゾ』
(すると、ζの一部分が開いて、グロスを愛の手のひらの上に落とした)
(グロスは、なんだか毒々しい色をしていた)

「その……、僕、あれから全然精気とか吸ってない、です……」

「キス……してくれますか……?」
いいよ