
『ああ、ζは、今の私を投影しているそのロボット……ドクターロボの名前だ。……まぁ、通信機以上の役割も特にないのだが』

『必要な時以外は小さくできる。愛くんが少し魔力を使うだけで起動するものだ。特に邪魔になることはないと思うが……』

『もし私に用がある時はζを使ってくれ』

『……では、私からの話は以上だ』

『色々と難しい話をしてしまったから、今はよくわからないかもしれないな……。それに、まずは愛くんとの久々の逢瀬を楽しみたいかもしれない。……また、何かあれば連絡してくれたまえ』

『ドクター トノ ツウシン ガ キレマシタ』
(ドクターロボ……ζは、その言葉を最後に沈黙した。ドクターの映像もなくなってしまった)
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