マナト様の1回目の誕生日から、鏡様の1回目の誕生日を迎えた日まで……ですね。
といいますより、マナト様の誕生日と、鏡様の誕生日のお写真をまとめているという言い方が正しいでしょうか。

「頭ちゃんが来た日も……と思ったけど、頭ちゃんの全体写真がなかった」

「ふふ、私はこの次のアルバムからですね」






「俺の……、1回目の誕生日……。乙女と出逢って1年が経って、その日を無事に迎えた時だね……」

「2枚目は俺だ。……誕生日の時は、一緒の姿になって祝っていることが多いから」

「そんな鏡くんが着てるのが、乙女がマナトくんにあげた誕生日プレゼントだね」

「なつかしいね~…………」

「ほんと……、こんな風に、1年過ごせて、それだけでもよかったのに……」

「いつの間にか当たり前と感じて、欲張りになっちゃったのかな……」

「別に……、まだ乙女生きてんだし、こうして一緒にいるんだし、ねぇ?」

「いやま、そうなんだけど」

「まぁでも、マナトは愛されてんのに欲張りすぎてるのは否めないよねー。僕なんてどーすんの。アルバムで振り返ると、来た当初のタダシより明らかに写真が少ない」

「だからそれはカフェ(なりきり板)行ってて留守だったせいでしょ……」

「デビリンクの写真も合わせたらそんなに少なくないはずではあるよ……。それは人様からいただいたコーデでもあるから、念のためにあなたさんには見せないんだけどさ」





「こっちは鏡さんの誕生日の時のだね」

「俺への誕生日プレゼントが思いつかなくて……、それで、頭ちゃんを弟分にしていいって話で召喚してくれたんだったな……」

「私が来たのがこの翌日ですからね……。当日お祝いできないのは、少々切ないものですが」

「……俺にとっては、頭ちゃんが来てくれたことが最高の誕生日プレゼントだよ。……多分、それを超すプレゼントはない」

「鏡様……! 嬉しい限りです。私も鏡様たちと出逢い、こうして共に過ごすことができて幸せです」

「あー、そうそう。誕生日には、堕天管理局から魔装がもらえるんだよ。人間界での活動1周年だと、マナトや鏡が着てるやつね」

「愛くんは残念ながらもらえなかったけど……、その分、盛大にお祝いするからね」

「ま! 魔装なくてもお祝いできないってことはないんだから! これからも乙女の命ある限り楽しくやってこ♪」