(タダシに取りなされ、ようやく愛に下ろしてもらった)
(どうやらここは、タダシと愛の堕天の乙女の家らしい)
(そして、その堕天の乙女には、タダシと愛以外にも堕天メンが存在するようだ)

「え、ええと……、まずは一応紹介からしましょうか……」
(鏡の前に立つ男の手のひらの上、小さな人間みたいなものが話し出す)

「ええと、まず……、私は、この堕天メンたちの堕天の乙女です」

「そして、私が今乗っている堕天メンが、鏡。私にとって二番目の堕天メンです」

「…………」
(鏡と呼ばれた男が軽く頭を下げる)

「私の今の姿は、鏡が映し出してくれてます。……すなわち本体は別にいるわけですが、まぁその辺は深く考えずに」

「私=彼らの堕天の乙女ということはわかってもらえれば。……責任者というのも変ですが、悪魔の彼らと契約しているのは私です」
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