僕……、この人の魂の香り……気になります……です……。

僕、この人に魅入られましたですっ!



「………………」


「まったく……。うちの乙女は抜けてるとこあるからな……。召喚の時間違えたかな……。シロアさんもついてたと思うんだけど……」


「…………えと。ちょっとうちで話しましょう」


「お家……ですね? わかりましたですっ!」


(彼――愛は笑顔でタダシに答えると、がばっと自分を抱き上げた)



ちょ、ちょっと!?
プロローグ4