……“すなお”は、このアルバムまでだね。

「申し訳なかったです……ほんと、色々」

「ま……、迂闊だったとしか。……僕もはしゃぎすぎたんだと、思う。……ごめんなさい」

「本当に……、精神的に不安定だったと思います、この時期。半年ROMってろは私の方でした。……面目ない」

「ほら……、わからない人にはわからないんだから。とにかくこの頃の写真を見ていくよ」

「大抵……、あれだね。えっと、あらびあん的な、あれ」

「ふん、夜咲睡蓮だ」

「よざきすいれん……だね。マナちゃんには難しかったかな?」

「うっざ」


「あ~……、これね~……」

「袋産のアイテムって、調合書があるのは魔晶袋だけなのね。……魔石で買えるものは、色変更など不可」

「でも、この風船は、魔石袋で出てくるものなんだけど、調合でフロントアイテムからリアアイテムにできてね……。魔石袋アイテムで唯一だと思う。で、全種集めるために魔石散財した時の写真だ」

「当たり前だけど、アイテムがすっと引けるかどうかは運だからね……」

「魔晶袋はもちろんだけど、魔石袋も結構散財しがちなんだよね~……」






「で、こっちが肝心のよじゃきしゅいれん……、よ、よざき……」

「よざきすいれん……」

「この時は蝶化身鏡さんになっていたね。ご主人様は大層この時の鏡さんの姿を気に入ってくれたものだ」

「一方で、頭くんはベルゼブブ……」

「このマスクこそ王たる俺様にふさわしい……」

「そのヘッドアクセの名前、“王のマスク”だしね」

「この写真が最後の“すなお”の写真……だね」

「顔だいぶ隠してるし、鏡の誕生日ん時のが最後みたいなもんか」

「それにしてもほんとすなちゃんの写真少ないね……」

「まぁ、しょうがないですわ」

「あ、そういえばこのイベントの魔装着てるの頭さんしかいないね……」

「魔装も3種あるんだけどね。……俺たちは、曜日探索やおみやげ調合、デビリンクイベント報酬の同種魔装着てるって感じ」

「マナちゃんと二人きりの時に完全版が来たイベントで、この時は復刻だったからね……。魔装以外のアイテムも使いやすくて、そっちばかり調合していると、どうしても魔装を調合する余裕がなかったね」

「ふん……。今となってはこのマスクだけでも全色手に入れてよかったと言うべきか」



「そしてこの年のハロウィンガチャが来た時のー……だね」

「ハロウィンフェスタガチャだね」

「魔装は初回引いたやつしか引けなかったけど、SSRの背景は1つ引けたし、気になっていたアイテムもだいたい引けたし、いい結果だったんじゃないかな」

「あ、ちなみに2枚目で俺が着てるのは別のハロウィンガチャから。ガチャクーポン受け取れないくらい持ってたから、気になってた低レア魔装取ってきたって感じ」