俺の口型が変わってから、タダシさんが来るまでのだね。








「本来の“マナト”の誕生日に、この口型……というか顔型買ってくれたんだよね」


「クリスマスガチャの復刻も来たから、着ているのはクリスマスのだけど……ね」


「そして初めての課金かぁ」


「……この時はそこまで課金しなかったような気がするな?」


「いやー、どこでぽんぽん出すようになっちゃったんでしょうねー」


(なんて言いつつ、自分は本当に微課金でしたよ)







「写真に残ってる俺の最初のガチ女装はこれー……かな?」







「この時は俺がラチエン通りに行っていたから……、せめて悪魔らしさを悟らせないようアザゼルになっていたか」


「この頃の鏡は、まだ星の属性値低かったしね」







「あぁー、これは……。俺たちへのクリスマスプレゼントにってガチャ引いた結果のやつだね」







「この魔装は一時よく着てたね~」







「初めてシザースを着た時のかな? シザースは一種の達成魔装みたいな感じだもんね」


「属性値10000必要だからね……。花なら、花の」








「あやしいバイトの……だね」


「俺は見ての通り下忍になっていたな」







「ご来光を拝みに……のパーティイベントだね。まだこの頃は、ほんと入手できるアイテム少なかったって感じ?」


「いつの間に全力投球するようになっちゃったのかな……」







「この魔装は亥年のだが、お前は気に入っていたな」


「手が綺麗なんだもん」







「“魔方陣”表記だから魔方陣と思いきや……のやつ」


「魔方陣と魔法は関係ないんだよねぇ……」







「ここから年が2020年か。お年玉ってことでガチャを引いたんだったな……。さすがにガチャ結果とりあえず装備のコーデは省いてるが」


「……別にいいんだけど、それ省くとどれがそのガチャアイテムなのかわからないような」








「テクノブレイ」


「ほんっと変態だよね」








「属性値調整のためにしばらく女装姿をデフォにしてたんだよね。で、代わりに鏡さんが俺のデフォ姿になってた時の」


「……懐かしいね」








「参拝和装は最初鏡さん着てたけど、俺に着せたいって話になったんだっけ……?」


「腕がふとましいので」


「ふとってないもん」


「でも、マナちゃんの方が似合ってると思うよ」


「いや、鏡さんの方がやっぱ似合うと思うよ?」


「どっちも似合うよ!!」


「はいはい」








「本当に変態」


「しょうがないじゃん、そういう気持ちになっちゃうんだから」
タダシが来る前