“すなお”という名が“慎次”に変わったのは、ホワイトデーの翌日……すなわち、2022年3月15日。
それから目の色の選択などが済み、慎次として公の場に姿を見せられるようになったのは、誕生日である4月14日だな。
それまでの写真をまとめている。







「ああ……、俺の後ろ髪変わってる」


「フォトコンメダル調合髪型でしたっけ。ええと、写真は……」






「ありました。Model髪型ですね。調合できた時、私がこの髪型になってみた時ですが……、頭をかぶるには邪魔で、私のデフォルトの髪型にはなりませんでしたね」


「そうそう。で、今の後ろ髪は…………」


「…………? えーと。この翌年のバレンタインイベントに追加された髪型の……だっけ?」


「う……、うん、そう。多分、ナテュール……だと……思います」


「このマナト様のお写真は、魔導読本の特効アイテムを買った時のですね」


「そうだね。全色買う余裕はなかったから、白のフロントとリア1種ずつ買ったんだっけ」


「ホワイトデー特効の天使様とは逆に、使いやすいと思ったらそうでもないアイテムだったし、何気に1種ずつでよかったのかもって思う」







「まあ…………、お前の趣味魔装だな」


「リゾートメイド、1回で当たってくれて嬉しかったっす!」







「この袋のサバイバー目当てに3回買ったらこの髪型2回引けて……。で、慎次の髪型が決まったんだった」






「サバイバーは……、最後の知らせを受ける直前くらいに引いたんだったな。……これはこれとして、また後のアルバムで改めて見せるよ」


「慎次さんの話に戻るけど、目のベタは、魔導読本イベントのアイテムだね。目色がまだ迷っていた時だったから」


「紫目2つあるんだよね~」











「そして……、私の誕生日。目の色も決まり、正式に姿をお披露目……だな」


「最後の写真は俺だ」


「なんとなく元ネタっぽい雰囲気で? お祝いしたでゴザルなぁ」


「その姿の頭くんの元ネタとは全然違うけど……」








「2歳の誕生日魔装、恥ずかしいからってすぐ脱いじゃったよね」


「さすがにおじさんキャラにはきついだろう」


「撮影チケットが余っていたこともあって撮ったり……」


「……なんだかんだで、四番目くんとまた過ごせるようになったことが嬉しいよね」


「ん…………、ほんと」


「その姿の方が姫に愛されてる気がするしうらやましいでゴザル~」


「それはうらやましいことなの……?」


「うらやましいと思うでゴザルよ? ていうか慎次殿だったのにいきなりすなお殿になったらあなた殿も愛殿もびっくりするでゴザルよww」
すなおが正式に慎次になるまで