(いつも通り、微小特異点を修復する為レイシフトした)
(視界が青く染まり、意識が引っ張られる感覚がして…不意に、下方向から風を感じる)
(………えっ下?)
(驚きのままに瞼を持ち上げると…空!?満面の星空が!見えるけど!!落ちてる!!!)
(あああああエルキドゥ!着地!!着地任せたあああ!!!)
わかったよ。マスター、手を
(思ったより近くに居たらしい)
(エルキドゥは私の手を取って守るように抱き寄せてくれた)
(着地地点が見えてきた)
(陸地が近づく。着地まであと5…4…3…!)
(────ッ!!)
(殺しきれない衝撃と重力が身体にのしかかる)
(でも、生きている)
(エルキドゥを見ると着地時に使ったであろう陸地の一部分を戻しているところだった)
(助けてくれてありがとう、エルキドゥ…)
お礼を言われる事はしてないよ。
君を助けるのは当たり前の事だから…怪我はないかい?
(ないよ!無傷!)
なら良かった。さあ、探索を始めようか
着地任せた!