名前:小鳥遊 ホシノ

連邦生徒会を43回襲撃したくなった

いいねぇ~


───轟音。
崩れ落ちる大聖堂。
辺りに響く悲鳴。

身体中が痛い。
意識を保つのすら難しい。

何が起きた?
襲撃?
トリニティの罠?
歴史ある建物を爆破する理由は?

違う、今私がやるべき事は……

「……みんなの、安否を、確認しなきゃ……」

とにかくここから皆を避難させる事。
理由なんて、この危機を脱してからでいい。

私は身体を動かそうとしたが、痛みで動けない。
それどころか、意識がどんどん遠ざかっていく。

「……ああ、誰か……」

薄れゆく意識の中、私は助けを求めるしか出来なかった。

「……助けて……先生……」

意識が途切れる瞬間、私はある音を聞いた。
───鐘が鳴る音を。

鐘が鳴った日7