私の言葉にFOX小隊らしき人達は驚いた様子だった。
「……何故知っている?」
「えーと、ミヤコちゃん……月雪ミヤコちゃんって知ってるかな」
「うん、知ってるよ」
「ミヤコちゃんが貴方達のニュースを見てSRT入りを決めたって言ってたから……気になって私も動画配信サイトに残ってたあなた達のインタビュー動画見たんだ」
確かにミヤコちゃんが憧れるのもわかるぐらいかっこよかった。
そのFOX小隊が何故ここにいるんだろう。
矯正局にいるって話を聞いたけど……
「……あー、あの工場の時か」
「それでその、特殊部隊の人たちが私をどうして調べてたのか聞いても……?」
心当たりはある。
だって私は元々キヴォトスの生徒ではない。
後から出来たスワンプマンなのだから。
「それは……」
「カタリちゃんって小さい子が好きって聞いてね。危険な人じゃないか調べてたんだよ」
「えっ、私が危険!?」
ピンク髪の子の言葉に驚く。
私そんな危ない真似はしてないつもりだけど。
「わ、私は何処にでもいる普通の女の子だからね!危なくなんかないよ!」
「何処にでもいる……?」
「じゃあ人に抱き着いて匂いを嗅いだりはしないの?」
「それは危ない行為じゃないでしょ?」
私の言葉に金髪の子と灰桜色の髪の子が呆れている様子だった。
スキンシップしてるだけなんだけどなぁ。
「カタリちゃん、ミヤコちゃん達と仲良いって聞いたんだけど……」
「うん、一緒にシャーレの当番したりした事あるよ」
「そうなんだ。でも私たちと会った事は秘密にしてくれるかな」
「え、どうして?」
もしかして脱獄中かな。
いや七囚人でもないんだしそんな訳ないか。
「……私たちは本来まだ矯正局に収監されていなければならない。だが今はある作戦のために仮釈放されている」
「あ……成程。特殊部隊の秘密の作戦なんだ」
「まぁそうね。だからあんまり目立った真似はしたくないわけ」
「いやー、まさか聞き込みから正体バレるなんてねぇ」
「ま、まさか私消されちゃう……!?」
「いや、私たちは市民に危害は加えない」
本気で心配はしてなかったけど、茶髪の子がフォローしてくれた。
この人が確か隊長だったかな……
「ところでカタリって各学園の事に詳しいの?」
「詳しいっていうか、一応色んな学園に友達はいるよ」
「へぇ~、たくさん友達がいるって噂も本当なんだ」
「そうだね、あなた達とも友達になれたらいいなーって」
ダメ元で言ってみる。
特殊部隊の友達とかかっこいいよね。
「そういえば貴女達の名前知らないよ!私は知られてるのに!」
「カタリちゃんって有名人だから仕方ないんじゃないかな」
「まぁFOX小隊って知られてるなら隠す意味もないよね」
「……そうだな。名乗っておこう」
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