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（───目が覚めると、見覚えのある自室だった。なんだか随分と長い間、深く眠っていた気がする）


（日捲りカレンダーを確認すれば、相変わらず１９９５年の７月４日を示していた。あなたはホッと胸を撫でおろして立ち上がり、カーテンと共に窓を開ける。キラキラと眩しい光があなたの目を焼き、穏やかな風が吹き込んでくる。あなたは大きく深呼吸すると、バチンと顔を両手で叩き、気合を入れた）


（──始めよう、この人生を）

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