○○ちゃんいらっしゃい!
待ってた!
荷物これだけ?
ならウチが後で運ぶからとりあえず上がって!!
(ぎゅっと右腕に抱きつき、ニコニコしているエマの頭を優しく撫でる。久しぶりだねと笑いかければ、元気な返事がかえってきた)
(──今日は佐野家でお泊まり会だ)
ニィもさっき帰って来たんだけど、ちょっと出かけてるみたいでさ。
マイキー寝てるし、ご飯の用意終わってるからみんなが集まるまでウチの部屋で恋バナしよ??
いーでしょ??
(ぎゅうぎゅう抱きついてくるエマは、やはり佐野家で育ったせいか万次郎に似て押しが強い。何よりその笑顔で言われて断る理由もないので頷く)
(そうすればエマはますます嬉しそうに破顔して、あなたの腕を引き始めた)
「あー!!」