名前:佐野万次郎

マイキーの頭を181回なでなでした

もふもふ

「……あ、なんか分かってきたかも?」


(あれから何度も宿題を見てあげたのだが、万次郎は地頭が良かったのだろう。少しずつ解けるようになってきた。どうやら今回は鉛筆を転がさなくても赤点にならずに済みそうだ)


「……ねー、今度テストあるんだけどさ。50点取ったらゴホービくれる?」


(やる気になってくれたのが嬉しくて「なんでもしてあげるよ」と言えば、万次郎は真剣な顔で勉強を再開した。……やる時はやる男だ。制限をつけておいた方が良かったかもしれない)