(興奮のあまり万次郎を押し倒そうとした瞬間──突如後ろから飛んできた衝撃に、あなたの体が吹っ飛んだ)
(何が起こったのか分からないまま、着地したソファの上で呆然と目を瞬かせる。──後ろから聞こえてきた笑い声は間違いなくイザナのものだ)
オレの前でマイキーを押し倒すなんてどういうつもり?
○○さんシバかれてぇの?
おいイザナ、邪魔してんじゃねーよ!
こっちは同意の上なんだからほっとけ!
あーもうせっかく既成事実作れるチャンスだったのに!!
はぁ? 知らねーよ♡
簡単に蹴り飛ばされるザコな○○さんが悪ィんだろ?
つーかオマエに○○さんは早ェよ。そこらへんの女で我慢しとけ。オレは○○さんがいーの!!
イザナこそ諦めろ!コイツはオレの!!
は?あ゛??
(……取っ組み合いの喧嘩が始まりそうだ!)
(あなたはすぐに土下座して、なんとかその場を収めることに成功した。……人前ではあまりやらないようにしよう)