じゃあコレ。
オレが使ってるチョーカー。首輪にも見えるし着けて。
(差し出されたチョーカーを手に取り、そのまま自分の首へと装着する。……意外にもピッタリサイズだった)
へえ。……似合うじゃん。
マジでオレの犬みてぇ。
こっち来い。……膝枕してやる。
(万次郎に言われた通りに近付き、その筋肉質な膝に頭を乗せて横たわる。……こんな状況だというのに、あなたの頭を撫でる手は優しい)
…………ん。
アンタはオレの。
(……こちらを見下ろす万次郎の目が、ほんの少しだけ弧を描く。なんだかとても嬉しくなって、目の前にある腰へと抱きついた)