名前:佐野万次郎

マイキーの頭を181回なでなでした

もふもふ

───え。


(ちゅ、とくっついた唇に、距離感を間違えたことに気づき、慌てて顔を引いた)

(佐野くんは自分の唇に指を這わせて、ぽかんとこちらを見つめている)


(あなたはその場で土下座をし、勢いよく教室から飛び出す。──その後ろ姿を、彼がじっと見つめていることに気づかないまま)