名前:佐野万次郎

マイキーの頭を181回なでなでした

もふもふ

(───渋谷区の某アクセサリーショップの前に到着したあなたは、万次郎の手を引いて店の中へと足を踏み入れた)


へー。結構いろいろあるんだね。
○○さんはどういうのがいーの?


(店内をうろつく万次郎を見て、にこやかに迎え入れてくれたショップ店員の顔が凍りつく。……どうやら万次郎は良くも悪くも有名人のようだ)

(汗を流して硬直している店員を気にすることなく、万次郎はあなたから手を離し、その腕へとしがみついてきた)


オレは石無しがいーな。
だって喧嘩したら石だけ吹っ飛びそーじゃん。


(……なるほど。あなたは宝石が埋め込まれていないシンプルなリング売り場へと移動した。重ね付け前提の細いものからゴツゴツしたデザインまで幅広い。これなら一つぐらいは気に入る物が見つかるだろう)

(……万次郎は真剣な顔をして選んでいる)

万次郎は目立つから、逆に指輪はシンプルなデザインの方がいいんじゃないかな。こういうのとか