は?
(イザナから発せられた冷たい声に、アジト全体が静まり返る。あなたは内心やってしまったと思いつつ、彼の前に見つけたエロ本を差し出した)
なにこれ。
誰?
(顔を顰めて吐き捨てるイザナに、誰もが顔を青くして首を横に振っている。一同を見渡したイザナは舌を打ち、何故かあなたを睨みつけた)
持ち込んだ?
(まさか!ブンブン顔を横に振って否定する)
じゃあ誰のモンでもねーんだな。
カクチョー。これ焼いてこい。
消し炭にしろ。
(すぐにエロ本を拾いキッチンへ走り出した鶴蝶を見送りつつ、恐る恐るイザナの足元へと近寄る。ひょいと抱き上げられてホッとしていれば、カランとピアスを鳴らしてイザナが笑った)
ネェのだったらお仕置きしてたよ。
金髪女の表紙とかムカつくし。
(…………。危なかった)
褐色美女だったら許した?