薫「もし…もしも…ですよ…?」
どうしようどうしようどうしようどうしよう…!!
言葉や考えが纏まらないまま、言葉が出てしまう
このまま無言でいたら何か取り返しのつかないことになりかねない、そう思えば思うほどより混乱する
そう、私は今、圧をかけている状態だ、もしこの男が圧に耐えられず関係を持っていることを肯定してしまったら?
流石に認めてしまえば黙認するわけにはいかない
詩織ちゃんのためを思えばこそ心を鬼にして、いや、でも無理矢理引き離すことが詩織ちゃんのためなのだろうか?
こんなはずじゃなかった…最初は意気揚々とこの男の罪を暴いてやるつもりでいたのに、今では私自身何が良くて何がダメなのかわけがわからなくなっている
薫「もし…お父様が…その、性的な欲求を…満たせず…娘に手を出しかねない…そう思われるのであれば…私で満たすのは…
いかがでしょうか?///」
何を言っているんだ私は!?///教え子の父親に対して、いや、そんなの関係無くこれでは私がただのヘンタイではないか!!///
一人で動揺してる私を他所に、罠を疑っているのか警戒しててこの男からは返事は無い
罠では無い証拠を見せなければ…。
待て、落ち着くんだ私、今から撤回して仕切り直すのはどうだろうか?
そもそも自分の娘に手を出さないことは当たり前のことで、何故私が代わりを務めなければならない!?
落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け…!
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