(ふたりでアニメを見ていた。

隣に座るMはすでに見たことあるアニメらしく、熱心になるのは推しが出てきたときくらいだ。

Mが動くたびにサラリと流れるつややかな髪。その髪をMが耳にかけた。

それを見ているとなんとなくいたずらしたくなり、耳に触れた。)

ひゃんっ!?




は?

なに??

え?え?

(耳をかばうようにしながらあなたを困惑した様子で見上げていたMだったが、)




もう、いつかイタズラやりかえしてやる。

(そうぷんぷんっと怒っている。)

 
耳を触る