(「ねぇ、耳貸して」)

ん? なぁに?

(ソファの横に座るあなたに、Mは髪を耳にかけて耳を傾ける。

あっさりと差し出された耳は無防備でいたずらを実行する。

ふぅ……)

ひゃあ〜ッ!!?♡



(思ったより反応が良く、身体を跳ねさせてMはサッと耳を両手でガードした。

いたずら大成功だが、なんかあられもない声が出ていた気がする。

「なんか、ごめん」)



なんかごめんじゃない!!ばか!

このっ!えい!

(自分でも恥ずかしい声が出た自覚があったのか、クッションでポスポスめっちゃ殴られた。)

耳に息を吹き掛ける