(一歩踏み出すと、気が付いたのか。振り返りそうになったので

ぎゅっと後ろから抱きしめてうなじに顔を近づける。)

えっ、なに?何する気?

(Mの甘い香りが強くなり、その甘く白い肌に口づけた。)

やっ

(ビクッとMは肩を跳ねさせて、逃げようと身体をくねらせる。)

やめて

(まったくビクともしなかったけど、一生懸命抵抗してるっぽいので哀れになってきた。

離してやればすぐに体ごと振り返って、Mは真っ赤な顔の涙目で逃げていった。)


可愛いのぉ……(しみじみ)

 
うなじにキスする