・・・・・?なるほど、そういうことか。
◯◯?私と旅をしたドワーフ、そいつはな……

──おい、ドロウ!てめー好きな男とかいんのか?──
──なんだお前……いきなりだな、そんなのいない──

──アッハッハ!なんだてめー!恋の一つも知らねェのか!?つまんねーやつ!──
──うるさい……!ダークエルフ族は伴侶は与えられるんだ!恋なんてしなくていいっ!──
──へー?てめーの種族も自由じゃねェなァ……ま、ウチも似たようなとこあるけど……──

──でも恋に関しては別だぞ?ダークエルフと違って普通に恋愛結婚もする!
オレは旦那にするなら強ェ男がいい!ウチの叔父さんみたいな!ガタイが良くて!それでいて渋くてさァ……!──
──そうか、知らん──
(その後も延々と語るドワーフ)

そのドワーフは女だ。
豪快でおしゃべり好きで、ドワーフらしくこだわりが強くてな……延々と自分の理想の男のタイプを語っていた……
お前が心配するようなことは一つもない。安心しろ。

………妬いてくれたのは、嬉しいがな。