…………
(弔くんは「は?」という顔をしていたけれど、制止はされなかったのでそのまま座った)
(背後から溜め息が聞こえる)
……椅子ならそこら中にあるだろ、見えてねーのか?
(お腹に腕が回されるのと同時、背中に重みを感じた。弔くんが前にもたれかかって来ている)
……ああ、なるほど
クッションになりに来たのか?
健気なヤツだな◯◯
悪かったよ。俺はてっきり、クソ生意気にも人を椅子扱いしてんのかと勘違いしちまった
(どんどん体重がかけられて前のめりに潰されていく。苦しくなって押し返そうとするが、まったく身動きが取れない!)
オイオイ…クッションが勝手に動くなって
自分から来たんだろ?
途中で投げ出すのは良くないぜ
ちゃんと役目は全うしなきゃなァ、◯◯
(弔くんは意地の悪い声で笑っている…)
膝に座る