『××さーん!?誰なのそいつら!僕以外に××さんの負荷を担わせるなんて許さないよ!』
『おお!××よ。久しいな…愚人節以来か。ところでこやつらは一体…』
『ルリホ~♪世間を騒がす人気絶頂アイドルグループカリスマ7のグリーン担当!握手は一人8時間!下僕系アイドル!いおりんこと本橋依央利でーすっ♡せっかく8時間握手するって言ってるのに
そんな長い時間は要らないって断るなんて酷いよ!…でもそれじゃあアイドルの矜持が許さないのでそのままついてきちゃいました♡残り7時間42分…握手するまで帰りませんからね~♡××ちゃん♪』
『…あの時、あの人に見放されて、捨て犬だった僕を拾って、名前を呼んでくれたから
今こうしてご主人様のために生きようって思えたんだ。
だから、何でも言って…?僕何でもするから…ご主人様のためなら
サンドバッグにでも、灰皿にでもなるし…ピーでもピーでも、何でもやるよ…?
僕、ご主人様にまで捨てられちゃったら……あ、疑ってる訳じゃないよ?そんなこと言うはずないよね…!ご主人様は優しい…優しいから…捨てるなんて絶対言わないのにね…絶対、絶対…
優しすぎるあまりにこうして有象無象のヤツらのことも受け入れちゃってるんだもんね。あーホンット邪魔…殺したい……
あっ、でも…でももし僕の方がご主人様にとって邪魔だと思われてたら…思われてたら…ブツブツブツブツ…』
『あんた、一体どういうつもりだい…?あんたの奴隷はわっちだけじゃなかったのかい?
………わっちは、あんたの奴隷でいられることだけが生き甲斐だったのに…
…さて、どうすればあんたはわっちだけの"主"になってもらえるのやら…
………いっそ、心中でもすれば…あの世であんたからの負荷を独り占めできるのかもしれないねぇ…♡
』
『あぁーん!××様ぁ!なんなんですかコイツらはーーー!?』
…おい、なんだ真の奴隷の座を賭けたいおいおバトルって…収集つかなくなるだろ。どうすんだこの展開。
とりあえず希望の展開を聞いた手前ここまでは書いたけど無理だ。雨の日に捨て犬を拾った記憶が甦ってきた前門も後門もあっちもこっちもみーんな依央利くん!やったー!花魁依央利にはどこであったっけ?