うぇっ!?

(五人の諭吉を差し出せば、山崎さんはギョッとして)

ちょちょ、ちょっと待って!? 五万!?
100円スタートとかじゃないの普通! ねぇ!?

罰金とかそういうののつもり……というかそういう冗談だったのに、まさか本当に渡して来るなんて……
……とりあえず、この五万は返すね。

(諭吉を握ったままだった私の手が、そっと押し戻された)


なんでですか!?!?

五万でいいですか?まだいる!?