名前:山崎 退
消費したあんぱん73袋
ヨッ木村屋!
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お、俺が、○○さんに!?
……色仕掛けって言われてもなぁ……
(困った顔で頬を掻いていた山崎さんは、視線を右に左にと泳がせて)
(それから諦めたようにため息を吐いて、正面の位置に居直った)
……ねぇ、ちょっと手ェ出して? こう、パーにする感じで。
……。
うん、そうそう。そんな感じ。
(へらりと笑ったかと思えば、私の手のひらに山崎さんのそれが重ねられて)
うーん、意外と違うもんだね。
手の大きさだけじゃなくて、指の長さとか太さとか……
(その喋りに合わせて指の腹が、側面が、撫でるように擦られる)
……そういえば、さっきからハニートラップだの色仕掛けだの言ってるけど……
(すり、すり、と優しく触れる指は暖かく、少し骨ばっていて)
……○○さんにとって、どういうのが“色仕掛け”なの?
(そこで不意に、私の手を撫でていた指が絡めるように握られた)
例えば、容姿を使って惑わせたり……
例えば、関係を持って誑かしたり?
一口に言っても色々あるよね。
(きゅうと握られた手が、その暖かさを伝えている)
……ねぇ、教えて?
○○さんにとって、“これ”は色仕掛けに入る?
(その目尻は、やわく緩められていた)
こっ…こやつ…!只者ではないな!?
あ、だめ。無理…何でも喋ります…
すきぃ
えっちなのはいけないと思います!!!
ひぇ…(真っ赤になって固まる)
膝から崩れ落ちる
こうかは ばつぐんだ!
もう少し煽られたら危ないところでした
は?すき。責任取って結婚してください
ちょっと色仕掛けしてみてください