えぇえ……
きゅ、急にハードル高いの求めてくるね……え、やらなきゃだめ?

(二人で訪れた茶屋の角の席でお願いすれば、赤くなりながら眉を下げた山崎さんは手元の匙を弄んでいる)
(しばらく「あー」だの「うー」だのと声を上げていた彼は、やがて決心したように白玉を一つ掬い上げた)


……ほら。
あ、あーん……

あーんして