比奈「良い人であろうとした人です…
きっと、真面目過ぎたんです…自分にも他の人にも…」
暦「とても善良な人で…だから…その思いが裏切られたとき…それに耐えれなかったのだと思います
でも…どんなに辛い目にあっても、どれだけ人を憎んでも、それでも優しさを全部捨てきれなくって…」
舞「根本的な部分で人の心は弱いってのを前面に出した感じだよね。
とても強いようで、実はとっても弱い…でも誰かを守りたいって思いは本当で…
巧とは違う意味で生きづらい性格している人だよね。
善良ではあるけど、ヒーローには向いてない…誰かのために自分を捨てきられない、どこまでいっても人間らしい人だよね」
>巧は自分を責めるのに忙しくて、目の前の人を助けるので一杯一杯だったから、人間に絶望するほどの余裕もなかった節はある
>逆に木場は周りに目が行き過ぎた
比奈「これ、私はちょっと解釈が違ってて。
私は、巧は誰かを助けるという事に半ば依存してて、人を助けるという事自体が自身の夢と捉えているように感じました。
対する木場は、人間とオルフェノクの共存という夢に対して、人とオルフェノクが互いを憎しみあい、殺し合うという現実を突きつけられた事で、夢から目を逸らすようになったと感じています。
あくまで、私の解釈ですけど」
木場勇治