比奈「そうですよね！
やっぱりラブレターって思いが詰まってる感じがしていいですよね。
こう、本当の想いが伝わって、ラブレターそのものが思い出になりますし、やっぱりラブレターっていいですよね」

舞「えっ、そう？
いくらでも書き直しのきく文章より、直接顔合わせて話した方が、気持ちつたわるんじゃない？
少なくともあたしは、相手がどんな顔してるかも分かんないのに、思いが伝わるとか思わないけど」

比奈「だから、それを想像するのが甘酸っぱくていいんじゃない！
相手がどんな事を思ってラブレターを書いてくれたのか、それを想像して相手の事を考えながらドキドキするのがいいんだから！」

舞「それ、恋愛に幻想抱いてるだけだからね。
人の顔見て、言葉も尽くせない奴の気持ちなんて伝わるわけないじゃん！
相手の気持ち知りたかったら直接会えっての！」

比奈・舞「………」

比奈「もう、これだから舞は！」
舞「もうこれだから比奈は！」