彼は、野原ひろしでありました。
野原一家の父親でありました。
でも、野原みさえの『あなた』にはなれませんでした。
みさえにとって彼は、『貴方』にしかなれませんでした…
だから…最後にみさえの『あなた』という言葉を聞いたとき、みさえに一度もあなたと言われなかった…
それに気付いてしまったその時、自分は…野原ひろしになれないと、そう思ってしまったんだと思います…
ロボとーちゃん