──いいか、マジで寒いようなら火を起こす。

火を起こすのは簡単だ、なんの負担も代償もない。オレなら指一本でも出来る。



そうでないなら……まあ少しぐらいは構わん。

…オレみたいな神の懐がいいなんて、クソ度胸にも程があるがな。

（羽織っているロングコートを開いて隙間を作ってくれた。その隙間に入り込む…
　コートは革製なのか風を遮断し温かい）



寒くないか？
こんなこと今までなかったからな、加減というか具合がわからん。
何かあったら言えよ、マスター。