〔……氷浦が短冊を結ぶと立ち去った後、彼のものであろう短冊が地面に残されていた
親切心から拾い上げ、本当に彼のものかという確認の為、内容をほんの少しだけ確認したら〕


『〇〇は俺のもの 万作には渡したくないし俺のにしたいって心の底から願ってる 〇〇は俺に優しくしてくれて笑いかけてくれた 俺の〇〇 俺の大好きな〇〇 俺の可愛い〇〇 本当は俺以外と何かしてる姿とか見たくないしジャマしてくるキャプテンもほんとムカつくしジャマだしついでに言うと万作もほんとはジャマ 万作は親友だし〇〇が万作のこと好きだからまだ許すけどキャプテンは許さない とにかく〇〇は俺の 俺の〇〇 こんなに強く願ってる俺の願いを叶えてくれないはずがない 叶わないはずがない 〇〇大好き』

〔確実にさっき見たのとほぼ同じ字がびっしりと書かれている…
どうにかして忘れることにしよう…

……見なければよかったと後悔しながら地面に放った〕


氷浦くんの強いお願い2018