う゛...ッ、づ...、ぁ...っ
あ、ぁあ゛...ッぁ...

(じわじわと血が滲んでいく
もはや包帯の効果がないくらい血が滲み出て、自分の手を赤く汚した)
(手を離そうとしたら、上からグリの手で押さえつけられた)
(そのまま手を軽く握られる)

オレは...今、痛くなんかないぜ
何でか分かるか...?分からねえだろうなぁ...!
...分からなくていいさ



この身を焦がす苦痛よりも、全身に走る快感よりも
あんたが与えやがった幸せのせいで胸が張り裂けるくらい痛い
オレがこんな気持ちで苦しんでるってことは、あんたは永遠に知らなくていい
この気持ちだけは、ずっとこの胸に眠らせておけばいい...



...守ってやるよ、〇〇のこと
他の誰よりも一番近くで...

...こんな心地いい痛みは生まれて初めてだ



<グリと貴方の支援レベルがSに上がった>
S15