(足元の猫を指さし、事情を説明する
適当な相槌を打ち、半ば呆れながら話を聞いているみたいだ)
...で、あんたまで迷子になったと
前から思ってたけど あんたって相当馬鹿だな...
何で身の丈に合わない仕事引き受けて失敗するんだよ そういうの無能っていうんだぜ
(グリの言葉のナイフがグサグサと心を抉る...)
(雪に埋もれて凹んでいると、身体を軽く小突かれた)
自殺しに来たわけじゃねえんだろ じゃあ帰るぞ
オレだってずっとここに長居する気はねえ あんたに親切に道案内する気もねえ
帰りたいなら勝手にオレの後でもついてきな
(自分より寒そうな格好をしているのにも関わらず平然と雪が積もった森の中を進んでいく)
(慌てて追いかけようとした)
(...あれ?)
猫がいない...