...、ん?
〇〇、か...久しいな
(振り返ったグリの両手は赤く染まっていた
邪竜信徒の墓石に血を降り注いでいたようだ)
ああ...?何だその顔は 引いてるのかよ?
オレの性格なんて暫く会ってなくても変わらねえよ...
(話しながらも自傷する手は止めない)
(それにしても、彼がこんなに小さな教会へ訪れるのは珍しい気がする)
(理由を聞いてみる)
...ここへ来た理由?
そうだな...ま、隠すことでもねえか
ここは...オレが昔から世話になってた場所なんだよ
親の顔より見た景色と言っても過言じゃない
...まぁ、親の顔なんか知らねえけどな
(幼少期にグリが預けられた教会らしい
流石のグリも、思い入れのあるものくらい存在するんだな)
教会の中、入っていい?